開放的な空間で体を動かす。心と体がポジティブになる、クラブピラティスの魅力とは？

アメリカ発、本格的なマシンを完備したCLUB PILATES（クラブピラティス）。2019年に日本初上陸し、現在全国60店舗を展開をしている。なかでも恵比寿ガーデンプレイス店は、国内全店舗の中でトップクラスの売り上げを誇る日本第一号店だ。そんな恵比寿ガーデンプレイス店の魅力について、マネージャーを務める佐藤いづみさんに話を聞いた。

佐藤さんの仕事は、新規入会希望者へのご案内や集客作業、会員のフォローアップやインストラクターとのコミュニケーション、教室のスケジュール管理など店舗運営全般にわたる。

地上１階、ガラス張りのスタジオは、天井が高く一日中陽が差し込む開放的な空間だ。「単に体を動かすだけでなく、気持ちをリフレッシュさせるために通われている方も多いです。自分を見つめる時間にされている方や、セカンドライフは夫婦で何かを始めたいという方が選んでくださったりなど、会員さまのライフスタイルはさまざまです。恵比寿という土地柄、海外の方も多く、NYのスタジオに近い雰囲気とのお声もいただいたことがあります」

会員の年代は10代から80代までと幅広いが、半数以上が近隣の住民だという。「恵比寿のお客さまはとてもフレンドリーな方が多いです。散歩の途中にスタジオに立ち寄ってくださったり、クリスマスには挨拶にいらしてくださったり。会員さま同士もクラブピラティスを中心としたコミュニティができていると感じます」

世界17か国、1,000店舗以上あるクラブピラティスだが、入会してからの参加回数を一人ひとりカウントするシステムを全店舗で実施している。「100回、250回、500回、1,000回のボードがあって、達成された方にお名前を書き込んでいただいております。先日1,000回を達成された会員さまが、みなさんの憧れの存在です」。世界中の仲間と同じ目標を掲げるクラブピラティス。会員一人ひとりの生活に輝きを与えたい、と佐藤さんは言う。

「クラブピラティスは、自分がポジティブになれるかけがえのない場所だとおっしゃってくださる方、お怪我をされてからピラティスでリハビリを続け、奇跡的な回復を遂げられた方もいらっしゃいます」

夫婦で通う会員が多いのも恵比寿店の特徴だ。「男性会員さまはゴルフをされている方が多いのですが、ピラティスとゴルフは相性が良いとよくお話しいただきます。体幹が鍛えられるのと、体の可動域が広がるのでパフォーマンスの向上につながります」

恵比寿店には経験豊富なインストラクターが12人在籍しているが、会員とインストラクターのコミュニケーションを円滑にするため、佐藤さんの存在が欠かせない。「レッスンの内容に困難を抱えていそうな会員さまには、さりげなく声をかけてプライベートレッスンをご案内したり、その日の参加者の体の状態をインストラクターに伝えるなどのフォローアップを心がけています」。しなやかな心と体に導くピラティスだが、継続するためには周囲のサポートも大切なポイントだ。

「体が健康になると心も健康になる。心がポジティブになれば笑顔が増える。会員さまのお体や表情の変化を見れることが何よりのやりがいです」と、ほとんど毎日スタジオに出向くという佐藤さん。会員やインストラクターとコミュニケーションを密にとることで、恵比寿ガーデンプレイス店ならではの温かい空気感を生み出している。


text: Junko Kubodera
photo: Miho Noro