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旬の食材やこだわりの味に出会える、食のワンダーランド/セントラルスクエア 恵比寿ガーデンプレイス店

恵比寿ガーデンプレイス・センタープラザの地下2階に、広大なスーパーマーケットがあることをご存知だろうか。「セントラルスクエア 恵比寿ガーデンプレイス店」(以下、恵比寿ガーデンプレイス店)は、スーパーマーケット「ライフ」の旗艦店。新鮮で種類豊富な有機野菜や、活魚水槽を取り入れた鮮魚の販売といった取り組みでも注目され、常時50種類以上の弁当や総菜なども充実。店長の松原雅昭さんに、旗艦店ならではの特徴を聞いた。

まるで食のワンダーランド

恵比寿ガーデンプレイス店は特にフレッシュな野菜や果物などの品揃えに力を入れている。「『ライフ』として展開している店舗の約1.5倍にあたる、1000アイテムほどの商品を常時扱っておりますが、なかでも有機野菜が充実しているのが、恵比寿ガーデンプレイス店の特徴です」と松原店長。

有機野菜の品揃えは圧巻。「ここに来れば、品質の良い有機野菜が買える」という信頼感からファンが多い。

ほかにも、野菜売り場には多種多様な商品が並ぶ。「コロナ禍は、レストランに卸せなくなっていた珍しい野菜を弊店で引き取り、一般のお客さまに販売する取り組みを行っていました。現在も、ほかのスーパーなどでは見かけない新品種の野菜などを、積極的に扱っています。なかでもトマトは特に強化している品目です」

トマトだけでこの品揃え! 「パスタやトマト煮込みなど、加熱調理には加熱用の品種を使うと、おいしさが引き立ち、味が全然違いますよ」と松原店長。
鮮魚は豊洲市場から仕入れるほか、毎週土曜日に新幹線で新潟や北海道から届く新鮮な魚介が好評。「こちらもコロナ禍の人の移動が困難な時期に、JR東日本と協力して新幹線で鮮魚を運ぶ取り組みを始めました。楽しみにしてくださっているお客様も多く、土曜日には『今日は何がある?』というお問い合わせも多いんですよ」

「首都圏の店舗では、恵比寿ガーデンプレイス店で初めて水槽を設置しました。好きなものを選んでいただき、活け締めにしてお渡しできます」。

また、寿司コーナーも人気のひとつ。解凍品は使わず、新鮮な生魚のネタを扱った寿司が並ぶ。

寿司ネタになるのも、新鮮な生魚だけ。ここでも作業の様子が見渡せる。
華やかなケーキ寿司も人気商品。「繊細な盛りつけは熟練の技が必要なため、一部の店舗でのみ販売しています」と松原店長。

鮮魚売り場以外にも、精肉売り場では希少な銘柄品種が好評で、牛肉は対面販売を展開。「お客さまには料理業界の関係者も多くいらっしゃり、特に黒豚は『脂がおいしい』とプロからも人気を集めています」

生鮮食品以外にも人気のコーナーが多く、なかでも、ユニークなのが「ドライフルーツ&ナッツバイキング」。欲しい種類を、欲しい量だけ購入できる。

2つのサイズのパックを選び、好きなものを詰めることができる「ドライフルーツ&ナッツバイキング」。

また、松原店長のイチ推しはピーナッツバター。「原料は、砂糖もバターも使わず、無塩のピーナッツのみ。その場で専用マシーンを使って作るできたてなので、こうばしい香りと濃厚なコクを味わえます。パンにはもちろん、野菜をディップするのもおすすめですよ」

食品添加物を使わない、ピーナッツ100%で濃厚な味わいのピーナッツバター。アーモンドバターも人気。

あらゆるシーンで頼れる、総菜やお弁当も大充実

次に松原店長が案内してくれたのは、充実した惣菜コーナー。昼前や終業時間になると、ワーカーたちで賑わいが増す。1日に2回、ランチタイムと仕事帰りに恵比寿ガーデンプレイス店に立ち寄る人も少なくないそう。

弁当の種類は常時50アイテムに及ぶ。このほか、焼きたてのベーカリーコーナーがあり、窯焼きのピザは、1ピースでも販売しているので、一人分だけ欲しい平日のランチタイムなどに便利。
カット野菜のサラダも豊富。どれも店内で調理しており、有機野菜を使ったもの、トマトたっぷりのもの、おもてなしにも使えそうなパーティ仕様のものも。
カットフルーツは、1人分の小パックや手土産にも便利な盛り合わせまで、さまざまなニーズに対応。

注文ごとに仕上げ、出きたてを提供するお弁当も。「小川畜産」とのコラボレーションで提供する黒毛和牛弁当は、ハンバーグやヒレステーキなどを注文から10分ほどで、その都度焼きたてのおいしさを提供。ランチ会議や、ちょっと奮発したい日などにぴったりだ。

「精肉コーナーで扱う、高品質の肉を使っているので、味には絶対の自信があります」と松原店長。

買い物を「便利」から「楽しい」に変える

「ライフ」グループでは、体に優しい素材や製法を用いた健康・自然志向の商品を扱うプライベートブランド「BIO-RAL(ビオラル)」を展開。ここ、恵比寿ガーデンプレイス店でも大きなスペースを確保している。

食品、酒、化粧品、日用品、ペット関連まで、ありとあらゆるジャンルの「ビオラル」商品が集結。

また、一見、日用品のスペースが小さいように見えるが、実はバックヤードに3000アイテムもの商品を揃えている。恵比寿ガーデンプレイス店では、店頭の専用タブレットで日用品を検索し、その場で注文できるシステムを導入した。「オリジナルのシステムをゼロから構築した、当店のオリジナルサービスです。店頭には並んでいない、日常よく使う日用品も食料品などと一緒にご購入いただけます」

売り場にある専用タブレットで注文すると、バックヤードから15分以内にサービスカウンターに商品が届く。その間、広い店内で買い物をし、レジで一緒に支払いができ、持ち帰ることができる。

暑くて、キッチンに立つのがおっくうになる夏は、涼しい店内で買い物を一度に済ませ、帰宅してからの食事が楽しみになる調理品を買うのもおすすめ。オープンキッチンになっている厨房からは、パンやピザ、焼き鳥などを焼く活気のある様子も見渡せて、音や香りが食欲をそそる。店舗の構造上、一段高い造りになっているため、さながらキッチンステージだ。

焼き鳥やお好み焼きを焼く姿も見られる、オープンキッチン。(写真提供/ライフコーポレーション)

開業の翌年の2023年には、その年のスーパーNo.1を決める「STORE OF THE YEAR」(流通専門誌『ダイヤモンド・チェーンストア』企画)で1位を獲得。業界に大きな影響を与えた店舗として、同誌読者、小売業界関係者、有識者から高い評価を得た。また、海外の小売ジャーナリストや専門家たちが視察に訪れ、「これまで訪れた中で最高のスーパーマーケット」との高い評価も得ている。

「ここでしか体験できないワクワクを感じて、訪れた人にハッピーになってほしい」という松原店長とスタッフの思いが、店内の至る所にあふれている「セントラルスクエア 恵比寿ガーデンプレイス店」。

「お買い物を便利から楽しいへ」というコンセプトの通り、ぐるっと1周するだけでも、新しいもの、おいしいものに出会えるワクワク感を味わえ、楽しめるスーパーマーケットだ。時間を忘れて買い物を楽しむ人も少なくない。

ユニークかつ工夫が凝らされた商品陳列で、店内をまわるだけでも楽しい。

松原店長が恵比寿ガーデンプレイス店で大切にしているのは、3つの「しんか」。

「進化(時間とともによくしていく)、新化(今までにない新しいものを導入する)、深化(深く掘り下げて商品やサービスの質を深める)。この3つを意識して、商品・サービスの内容を日々、向上させていきます。初めて来られる方は、『なんだこの店は!?』と、いい意味で驚かれます。そこは狙い通り(笑)。ここでしかできない体験をしに、ぜひいらしてください」

text: Masako Takamaru
photo: Ikuko Soda

SHOP INFO

セントラルスクエア 恵比寿ガーデンプレイス店 [スーパーマーケット]

センタープラザ B2/フーディーズ・ガーデン

スーパーマーケット「ライフ」のライフコーポレーションが展開する、「日々のお買い物を、便利から楽しいへ。すべてがつながる、新しいスーパーマーケット」をコンセプトにしたスーパーマーケット。生鮮食品からお弁当、総菜、手作りパンなど、鮮度と出きたてにこだわる食料品や、日用品まで幅広くそろえる。健康やナチュラル志向のファンに人気の「BIO-RAL(ビオラル)」、素材・製法にいっそうこだわった「ライフプレミアム」などプライベートブランドも充実。

定休日:1/1〜1/3
営業時間:9:30~22:30
電話番号:03-3445-1090(サービスカウンター受付時間:開店~20:00)
店舗詳細:https://gardenplace.jp/shop/detail/65