恵比寿の過ごし方

午後の自分時間と恵比寿ガーデンプレイス

丸一日の有休より気軽に取得しやすい時間休。ちょっとしたお出かけに利用している人も多いかもしれません。特に午後の時間休はいつもより早く帰社できるとあって、独特の高揚感を楽しめるのが魅力。繁忙期を無事に乗り越えた自分へのご褒美として、15時から時間休を取ってみました。

午前は恵比寿ガーデンプレイスのオフィスタワーでみっちり仕事。翌週に控えたプレゼンの資料を仕上げ、お昼から15時までノマドワークすることに。相当な集中力で作業しただけあってお腹はすっかりペコペコ。12時になったタイミングで1階に降り、キッチンカーでお弁当を買うことにしました。

時計広場にはキッチンカーがズラリ。すでにオフィスワーカーたちが列をなしています。出店するキッチンカーは曜日ごとに変わり、この日は韓国料理、ナン&カレー、キャンプ飯などの5店。美食の街、恵比寿というだけにメニューは多彩なラインナップ。それでいて、多くのメニューが1,000円以下というお手頃プライスなのもうれしい点です。どれもこれもおいしそうで悩みましたが、ナンプラーの香りに誘われ「ガパオライス弁当」に決定。

恵比寿ガーデンプレイスはオープンスペースが充実しているうえ、ベンチの数も豊富。テイクアウトしたお弁当を気軽に味わいやすい雰囲気もお気に入りポイントです。

目の前に広がるのは、2022年にリニューアルオープンしたセンタープラザ。三越があった頃と表情は少し変わったけれど、赤色のレンガや青々とした木々は以前のまま。この独特の情緒と開放感はまさに都会のオアシスといった言葉が似合いそう。こんな素敵な場所で働いている自分はラッキーだな…と、作りたてのガパオライスを頬張りながら感じました。

至福のランチでお腹も心も満たされた後は、センタープラザの1階にある「VERVE COFFEE ROASTERS」でコーヒーをテイクアウト。ここ恵比寿ガーデンプレイス店は新宿・六本木に続き3店舗目として出店。店舗で使用するコーヒー豆はすべて北鎌倉の焙煎所で自家焙煎されたものだそう。

13時から15時まではノマドワーク。新商品の企画をじっくり練っておきたかったので、気分を変えて仕事できるとっておきの場所にやって来ました。ここはセンタープラザ2階の一角にある休憩スペース。ベンチやテーブルに加え、スタンディングデスクも備えられていて、ちょっとPC作業をしたい時にピッタリな隠れ家的空間です。


スタンディングデスクは、まさに立ったままPC作業するのにちょうどいい高さです。空気は清々しいし、空から降り注ぐ陽光はやわらか。さらに目の前は緑とお花という贅沢な景色…。いつもとは違う環境だったことも手伝って、ぽつりぽつりとひらめきが浮かびました。

作業がひと段落してパソコンを閉じたとき、他のワーカーさんが隣の席に。気分を変えてアイディアを練りたい時、外の空気を吸いながら作業できるこのスペースはうってつけな場所なのかもしれませんね。「VERVE COFFEE ROASTERS」のブラックコーヒーは華やかなフルーティー感が印象的。コクに深みがあり、食後の一杯にピッタリなおいしさでした。

そして15時。パソコンをそっと閉じ、いよいよ自分時間がスタート。まずは今日の一番のお目当てでもある「YEBISU GARDEN CINEMA」に向かいます。

前身の「恵比寿ガーデンシネマ」時代から通っていたこともあり、リニューアル後の姿が気になっていたものの、仕事で忙しくずっと先延ばしに…。だからこそ今回の訪問は一層楽しみでした。

ワクワクした気持ちでエントランスを抜けると、白と木目を基調にしたモダンクラシックなカフェスペースがお出迎え。床はピカピカに磨かれた大理石。最先端シネマコンプレックスのような派手さはなく、上質で洗練された雰囲気が漂います。

シネマ1近くの壁面には直径2.5メートルはありそうなクラシックな時計が設置されています。さらに、往年の映画スターの写真が随所に配されていて、まるで美術館のよう。眺めているだけでアート鑑賞をしているような錯覚を覚えました。

どの作品を観るかまだ決めていなかったので、館内のポスターを見ながら選ぶことに。CMで大々的に宣伝している作品はほとんどなく、ここでしか出会えないようなものが目立ちます。どれも面白そうで悩みましたが、今回は挑戦者をテーマにしたドキュメンタリーに決定。

早速チケットカウンターへ。ここでは、恵比寿ガーデンプレイスのオフィスワーカー限定特典を活用。カードを提示すると映画1作品がいつでも1,300円で鑑賞できるという、かなりうれしい優待サービスなんです。通常料金よりも700円割引で映画を観ることができるのは、恵比寿ガーデンプレイスのオフィスワーカーにとって大きな魅力と言えるはず。

上映開始までまだ時間があったので、館内カフェ「&CAFÉ」に行ってみることに。ドリンクはソフトドリンク、アルコールともに充実。ハーブとフルーツのシロップを使った「コーディアルドリンク」をはじめ、大人向けのメニューが目立ちます。

モヒートやジン・リッキーなどのカクテルにも惹かれましたが、結局選んだのは「ヱビスプレミアムブラック」。小瓶とグラスを受け取りロビースペースへ向かいました。

シャトー広場が一望できるロビースペースは、大きな窓から自然光がたっぷり差し込んでいて開放感抜群。ソファ席、電源付きカウンター、スタンディングテーブルとさまざまな席があるので、仕事をしたり、友人と映画談義をしたりと多様なシーンで重宝しそうです。

窓際の席をゲット。カップに「ヱビス プレミアムブラック」を勢いよく注いだところ、麦芽の豊かな香りふわりと立ち込め、気分は上々。艶やかな黒色のヱビスはビター感とまろやかさのバランスが最高。口の中でゆっくり広がるコクの余韻も絶品で、思わず笑みがこぼれました。

いつもは仕事している時間にビールを飲むという特別感も相まって、おいしさが全身に染み渡ります。時間有休をとって大正解だったと思った瞬間でした。

すっかり上機嫌になり、おつまみを求めに再びカフェへ。ショーケースにはオリーブミックスやチョコミックスなど、お酒のお供にピッタリなアイテムが揃います。あれこれ迷いながら選んだのは、日本発のグルメポップコーン専門店「ヒルバレー」の「ヒルバレーミックス」。ポップなロゴが描かれた透明のケースを受け取り、ロビーで早速実食。

「カリッ」と一口噛んでみると、トリュフの芳醇な風味が鼻腔を抜けました。チーズのリッチな旨みが絶妙なアクセントになり、ビールもどんどん進みます。すっかりほろ酔い気分になった頃、「まもなく上映が開始されます」というアナウンスが。すでに半分ほどになっていたポップコーンを片手に劇場内へ。

作品はハリウッド大作とは正反対のタイプで、人間の繊細な喜怒哀楽を美しく表現。上映中は顔がしわくちゃになるほど笑ったり、ハンカチが必要なくらい泣いたり。久しぶりに感情のジェットコースターに乗ったような気分を体験できました。

映画といえば、このところネット配信ばかりで見ていたけれど、やはり臨場感は映画館には敵わないなとあらためて実感。「映画館ってやっぱりいいな」と心の中でつぶやき、劇場を出ることに。腕時計を見ると、まだ17時半。普段なら会社にいる時間ながら、これだけ豊かな時を過ごせたことに感動した1日でした。

※恵比寿ガーデンプレイスのオフィスワーカー以外の方も、ユナイテッド・シネマグループのメンバーズカードをお申し込みしていただくと、お得な割引があります。詳しくは、こちらをご覧ください。
クラブスパイスメンバーズカード会員(unitedcinemas.jp)

SHOP INFO

ヴァーヴ・コーヒー・ロースターズ [ コーヒーショップ ]

センタープラザ 1F

新宿・六本木に続き、都内3店舗目の出店です。世界中から高品質なコーヒー豆を直接買い付け、丁寧な方法で焙煎・抽出し、お客様にご提供します。国内の店舗で使用・販売するコーヒー豆はすべて北鎌倉の焙煎所で自家焙煎を行っており、VERVEのコーヒーの特徴であるフルーティーで複雑な味わいをお楽しみいただけます。

店舗詳細:https://gardenplace.jp/shop/detail/45

YEBISU GARDEN CINEMA エビスガーデンシネマ [ シネマ ]

恵比寿ガーデンテラス弐番館

単館作品を中心に、ドキュメンタリーやミュージカル、演劇、バレエなど幅広いジャンルを上映。再オープン後は邦画にもジャンルを拡大。より多くのみなさまへ「映画を楽しむ喜び」をお届けします。開放感あふれる憩いのロビーも大きな魅力。カフェ「&CAFÉ」ご利用とともに、映画以外のシーンでもお楽しみいただけます。

店舗詳細:https://gardenplace.jp/shop/detail/42

YEBISU GARDEN CINEMA 「& CAFE」 [ カフェ ]

恵比寿ガーデンテラス弐番館

映画館内に併設のカフェ。大人向けのこだわりのドリンクやフードをご用意。コンセントを備えたカウンター席やスタンディングテーブルを配置したロビーで、飲食や会話をお楽しみください。

店舗詳細:https://gardenplace.jp/shop/detail/40

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