恵比寿の過ごし方

夏の初めは「映画」「夜景」「バー」で。恵比寿ガーデンプレイスの週末大人デート

駅からのアクセスが便利な恵比寿ガーデンプレイスは、週末、仕事帰りのデートにも最適。JR山手線恵比寿駅からすぐという立地にありながら、広大な「庭」が広がり、夕陽が濃い緑や色とりどりの花を照らした後は、ライトの灯りが敷地内を優しく包む。

散歩コースとしてもうってつけだが、夏本番を迎える前の約1カ月間は、毎週金曜夜〜日曜夜に野外シネマフェス「PICNIC CINEMA」を開催。思い思いの場所に座り、夜風を感じながら二人で映画の世界に浸ることもできる。

映画の後は、夜景を眺めたり、静かにゆっくりとお酒を傾けたりと、恵比寿で過ごす夜には楽しい選択肢が盛りだくさん!

とびきりおいしいヱビスビールで乾杯

夜風を感じながらキンキンに冷えたビールを飲む、至福の週末を楽しんで。

2025年7月6日(日)までの間、週末に開催されている「PICNIC CINEMA」。恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場が“映画館”になり、全国を旅する移動映画館「キノ・イグルー」によるセレクトで、名作を鑑賞することができる。

普段とはまた違った高揚感に包まれる恵比寿ガーデンプレイス内の時計広場には、フードトラックも登場。恵比寿で活躍する料理人が考案した、ヱビスビールとのペアリングを提案するメニューを堪能できる。

毎年行われている「恵比寿の料理人が考えるヱビスビールに合う逸品グランプリ」で、過去にグランプリを受賞した中から、選りすぐりの10店舗が週替わりで腕をふるう。映画を鑑賞しながら食べられるように工夫された、まさに逸品ぞろいの料理に加えて、もちろんビールの販売も。映画の上映が始まる19時30分までの間、少し時間に余裕を持って列に並びたい。

「EBISU FOODIES’ PICNIC」と題し、フードトラックがPICNIC CINEMA開催中だけの限定メニューを提供。映画鑑賞をしながら食べやすいように考えられた、スナックからメイン料理、デザート類まで、メニューを選ぶのも楽しい時間だ。詳細はこちらから。
PICNIC CINEMA開催中は、レジャーシートを持参して広げたり、ベンチとテーブルを設置しているエリアで食事を楽しんだりすることもできる。

屋外で過ごす週末は、いっそう開放感に満たされ、二人で味わうならビールも料理もさらに格別なものに。

恵比寿ガーデンプレイス、センター広場に座ってスクリーンを囲むことができるのは、この時期だけ。開催日ごとに上映映画の内容が変わるので、訪れるたびに楽しみが広がる。※荒天などにより開催中止の際は、開催当日の午後までに恵比寿ガーデンプレイス公式HPfacebookInstagramにて発表。

映画の後は、とっておきの空間から夜景を鑑賞

恵比寿ガーデンプレイス、線路沿い側に位置する写真美術館の手前、向かって左側が「TOP OF EBISU」への入口。

映画が終わると空はすっかり暗くなり、キラキラとした光がロマンティックに輝く。賑わいから少し離れて恵比寿ガーデンプレイスを線路沿いに歩き、恵比寿ガーデンプレイスタワーへ。

38、39階「TOP OF EBISU」は洗練された飲食店が集い、23時30分までは展望ラウンジ「SKY LOUNGE(スカイラウンジ)」で夜景を眺めることができる。

1階入口からエレベーターに乗り、38、39階「SKY LOUNGE」へ。11時〜23時30分までオープン。

上空160メートルの窓の外に広がるのは、夜空に照明が輝く都会の風景。東京タワーやレインボーブリッジなど、東京の名所を見渡すことができる。また、エレベーターホールの窓の向こう側にも、高層ビル群の煌めきが夜空を彩る。

SKY LOUNGE東側に広がる夜景。無料で楽しめることもあって、デートコースとしてはもちろん、観光客にも人気だ。

会話の続きは、隠れ家バーで

お酒がおいしい街、恵比寿は、バーもたくさん集う。映画と夜景の余韻に浸りつつ、二人で静かに語らいたいなら、隠れ家的なバーがおすすめだ。

近頃、バーのスタイルとして注目されている「スピークイージー」。1920年代、禁酒法時代のアメリカではお酒の提供が違法だったため、密かに飲酒を楽しむ場としてひっそりと作られていたバーを指す。

非日常空間を味わうことができることから人気を集めているスピークイージースタイルのバーが、ここ恵比寿にも。

話題のスピークイージースタイルのバー、「BAR DANRO」。 写真提供/BAR DANRO

TOP OF EBISUから10分ほど歩いたところにある「BAR DANRO」。通路を抜けた先の扉を開けると、名前の通り、石造りの暖炉を主役とした空間が現れ、異世界のような雰囲気に気分が高まる。

バーカウンターをあえて設けず、全席がソファーの高級感のある店内。ラグジュアリーな雰囲気がありつつも、ヴィンテージの要素を盛り込んだインテリアが居心地よく、二人で過ごすと時間を忘れてしまいそうだ。揺れる炎を見ながらお酒を傾け、ゆっくりと会話を楽しみたい。

紫蘇&ベリーサワー(写真左)など、アルコール度数が控えめなシグネチャーカクテルもあるので、2軒目として訪れた時にもうれしい。 写真提供/BAR DANRO

バーというと少しハードルが高く感じられるかもしれないが、BAR DANROではカクテルの説明を記載したメニューがテーブルに置かれており、直接バーテンダーにオーダーしなくても好みのものを見つけることができる。これから食事をという人のために、フードメニューも充実。

ハッシュドビーフ(写真右下、1,500円)や国産牛フィレカツサンド(写真左下、3,900円)など、フードメニューも充実しているため、1軒目として訪れても。写真提供/BAR DANRO

暑さが本格化する前の、夜風が心地よいこの時期。ぜひ、恵比寿に、大切な人と訪れてみてはいかが。

text : singt
photo : Ryo Yonekura

INFO

BAR DANRO バー

アメリカの禁酒法時代に流行した“スピークイージー”のような隠れ家的要素と、海外のラグジュアリーホテルのバーラウンジのような贅沢で洗練された雰囲気が融合。ラグジュアリーな空間にヴィンテージ要素を取り入れた、居心地の良い店内のシンボルは、店名の由来になっている石造りの暖炉。全席ソファーで、どの席からも暖炉を眺めることができる。

場所:東京都渋谷区恵比寿1-22-3 シルバープラザ恵比寿1F
定休日:なし
営業時間:19:00〜27:00(予約可)

店舗詳細: https://bar-danro.com/

PICNIC CINEMA イベント

開催期間:2025年6月6日(金)〜7月6日(日)の金・土・日曜
上映時間:各日19:30〜
場所:恵比寿ガーデンプレイスセンター広場、時計広場
料金:入場無料

イベント詳細: https://gardenplace.jp/event/detail/598

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